コンテンポラリーマウス

未だ知らないものを探している途中

1990年代生まれが選ぶ読むべき漫画ベスト50

”日本に生まれて漫画を読まない人生なんて損している” って偉い人が言ってたようないってないような。 ただこの国における漫画の質の高さは世界中が保証している。「日本食」か「漫画」これこそ日本が誇れる文化なのではないか。 というわけで、物心ついたと…

高校時代に読みたいランキング暫定1位:ぼくは勉強ができない

高校時代に読みたかったかつ、高校生などいたらぜひ読んで欲しい。 勉強ができない、それは悪いことなのだろうか。もちろん勉強が出来たほうが世間の基準でいうと”良い”なんだろう。 しかし本質的には、勉強ができなくなくてもいいのだ、人間的に”良い”人間…

記憶とはを改めて説明してくれる本:ハーバード式最高の記憶術

記憶力良くなりたいなあと受験時代良く思っていた。 日本の詰め込み教育において記憶力は非常に重要な要素の一つであった。それより重要な能力も多くあるとは思うが(仮説力・文章構築力・論理力など)、ただ未だに記憶力とはその下支えをする重要な能力の1…

意外にも人生の指南書:筋トレが最強のソリューションである

最近は筋トレブームというか、トレーニングブームな気がする。 それこそライザップをはじめとする、運動が痩せるということを証明している。 下記の日本生命によるアンケートによると30%の人ほどしか、週に1度以上運動はしていない。でも社会人になってから…

小説家という仕事への理解:職業としての小説家

小説家という職業について、小さいころから存在は良くしっている。 しかし実際には周りには小説家という職業は普通いないため、その仕事をどうするかはまったくわからない。特に自分で小説も書いたこともないため、どのように話作りをするかということはまっ…

青春版シャーロック・ホームズ:氷菓

京アニが作成したアニメはあまりハズレがないイメージがあるが、これまで手を出せていなかったものをふと見てみたいと思い一気見した。 もう少し学園青春分野かとおもっていたがそういうわけではなかった。本格的なミステリーアニメだったと思う。 主人公の…

量産型女子大生に対する示唆:俺俺

表紙が結構圧倒されて、前から気になっていた小説を読んでみた。 表紙を見てわかるように、同じような人が合理化された食べ物を同じような人たちによって食べされられている。なにか合理化された社会であったり、現代の闇を感じた気がしていて、大学生のとき…

人はカラフルに輝く:カラフル

比較的短い小説だったが、中学などの頃に読んでおきたかった小説だった。 ぜひいま自分がいじめられていたり、どうしようもない閉塞感を感じているのならぜひ読んで欲しい。 人生いろいろだ、きれいに輝けるときもあれば、ドス黒く汚く輝いているときもある…

アクション_デスノート:海外版デスノート

Netflixオリジナル作品である、デスノートを鑑賞した。原作とはまったく違うが、一つのアクション映画としては、見ていて面白いと思う。 ただし、原作の熱狂的なファンからは失望っていう声も分からないできでもない。なんんのことないホラー・サスペンス映…

未来だけが貴方の手に:コーヒーが冷めないうちに

書店で、売れているようだったのでたまたま手にとったのだが、タイトルのようにコーヒーを片手にでもさくっと読めるような小説であった。 ストーリーとしては、このタイトルからは想像つかないだろうがファンタジー要素は入っている。とある喫茶店での話なの…

誰のために飛ぶのか:ピンポン

ピンポンは小学校の時にはじめて、実写をみてなんて卓球はかっこいいんだろうと思って感動した。 しかし、年齢を重ねてから見たときにはなんてよく出来た人間ドラマなんだろうかと思った。一生に一度はぜひ鑑賞したい作品の一つだと思う。 君に才能はあるの…

第二次青春:ソラニン

第二次青春を考える上で、ソラニンはぜひ読んで欲しい作品だと思う なんでもないやつ、何者にもなれない自分への行き場のない憤り 芽衣子は自分が特にやりたいこともなく、やりたいことへのあこがれをもっている。それでも最後にはだらっとした幸せが続けば…

絵画は知れば更に楽しくなる:ざっくり美術史

大学教授である斎藤孝さんの美術についての著書。 絵画は知識なくみるとなんとなく好きなどの印象でしか持てない。そのような印象だけで十分にアートを鑑賞するという点ではいいと思うが、それでも基礎的な知識があるだけで、見方に深みがでてくる。 この本…

知の仕事術

作家である著者の仕事術・考え方を紹介した本。 いかに物事をこの著者が見ているのかがわかりやすく伝えてくれる。その中でも特に自分が気になったのは下記点である。 何が答えかでなく何が問題かが大事 常に私たちは答えを求めがちだが、なんの問いに対して…

自分の人生を生きろ:ファイトクラブ

久しぶりに素晴らしい映画に出会った。 ”ファイトクラブ”これは現代消費社会への警告であり、未来への予言でもある。 ぜひ見て欲しい映画No.1である。特に20代の若者にみてもらいたい映画である。 何のために人々は生きているのか 何のために生きているのか…

理系少年のひと夏の成長物語:ペンギン・ハイウェイ

森見登美彦さんのSF小説。森見登美彦さんは四畳半神話体系や、世は短し歩けよ乙女などの京都を舞台とした独特の言い回しが得意な小説家だとはおもうが、この作品はそのような要素はでてきていない。どちらかというと作者の理系バックグラウンドがよく表現さ…

自由からの逃走をしているフラリーマン

電通の問題以降働き方改革がメディアによってとりあげられるようになってきた。 プレミアムフライデーなど、本当にそのような効果があるのかはわからないけれども、いろいろな施策がどんどん今度も進むのであろう。 もちろん、世界の労働時間は減少をしてい…

1日で世界は変わる:名も無き世界の終わりのエンドロール

タイトルにつられて読んでみた一冊。すばる新人賞を取ったようだ。 親がいない子どもたちの物語が描かれている。呼んだ後にほろ苦い幸福感が味わえる小説だった。悲しい話なんだが、爽快感がある文章で描かれている。 また小学校時代・高校時代・社会人時代…

東京芸術大学文化祭2017

文化祭のシーズンがやってきた。 祭りごとは結構好きで、去年も芸祭にはきた。 お金にならないことを一生懸命にやれるのは素晴らしいことだと思う。いや本当に。 大学生活時代はそんなに、文化祭に関わりはなかったけれども、高校時代に文化祭を盛り上げるた…

信じる力を忘れない:ミュージカルファインディングネバーランド

ピーターパンの世界ででてくるネバーランドはあまりにも有名。 そこは子供しかいなく(ロストボーイズ)、子供の夢がつまった島である。 ただこのピーターパンの誕生には、悲劇でもあり希望でもあるひとつのストーリーがある。そのストーリーを描いたのがフ…

SFヒューマン・ドラマ:ミッション8ミニッツ

タイムトラベルやら並行世界やらの話が非常に好きだ。 タイムトラベルの王道である、バックトゥーザフューチャーはもちろんのことだけれども、アニメでいうとシュタインズゲートなどもハマった。 なんで好きなんだろう?ドラえもんの影響? もしもの究極だか…

メンタルも鍛えることができる:勝つ人のメンタル

メンタルが弱い。そう悩んだ人はいないであろうか。それは自分も当てはまる。 特に体育会系でもなければ、しごかれた経験もそんなにない。(メンタルを強くもつという意味では体育会系はある程度の評価はされるべきなのかも) たまたま手にとったこの本には…

ゲーム世界観の再現 オールユーニードイズキル

私はゲーム世代に生まれてる。物心ついたときには、スーファミがあり、64があった。 死んでも生き返る、むしろ死んで覚えるという世界観には慣れている。 この映画(もとは小説だが)はその世界観を引き継いで作成している ループから抜け出せ ループものと…

部屋を主題にした人生物語 さよならコタツ

古本屋でタイトルだけ見かけて買った短編集。 短編集はなんとなく好き。気軽に1話ずつが読めて、最後まで集中力が切らさず読めることができるから。 ハッピーエンドもバッドエンドも人生にはない 部屋を主題にした様々な人生模様を描く小説だった。 どこにで…

好機はいつも貴方の目の前に:四畳半神話体系

京都の雰囲気が好きだ。なぜだろう。 歩けば歴史にあたる、昔なりの建築に出会うことができる。散歩するだけで楽しくなる。生まれ変わったら京都で大学生をしたいものだ。 そんな京都好きに拍車をかけたのは確実に四畳半神話体系であろう。 SFと青春小説の融…

音楽とカーアトラクションの融合:ベイビードライバー

映画は人より好きな自負があるのだが、最近見たい映画がなくて困っている。 たまたまYoutubeの動画広告でみた、ベイビードライバーが引っかかったので見に行ってきた。 www.babydriver.jp ; 前半最高・後半イマイチ この言葉がこの映画の全てを表している気…

考えることを問い直せる:はじめて考えるときのように

考えるという言葉を私たちは普段から使っている。 でもふと考える。”考える”ということはどういうことなのか。 よくもっと深く考えろ!であったり自分の頭で考えろ!などと上長などから言われることがある。でもどうすればいいのか。。そう悩んだことなど無…

ありふれた奇跡の連続:アイネクライネハトムジーク

本屋でたまたま手に取ったが、気軽に読めて爽快な本であった。 短編集であるが、1つの1つの短編集には小さな繋がりがあり、それを感じながら読み進めるのは軽快な爽快感を覚える。伊坂幸太郎は本当に読みやすい小説を描いてくれる。 特に第二編の話はちょっ…