コンテンポラリーマウス

未だ知らないものを探している途中

自分の人生を生きろ:ファイトクラブ

久しぶりに素晴らしい映画に出会った。

ファイトクラブ”これは現代消費社会への警告であり、未来への予言でもある。

ぜひ見て欲しい映画No.1である。特に20代の若者にみてもらいたい映画である。

 

何のために人々は生きているのか

何のために生きているのか、この質問にすぐに答えれる人はどのくらいいるのだろうか。この映画では、生きている理由についての言葉に表せない不信感を上手く表現しているのではないだろうか。前半の主人公の飛行機事故を妄想することからはじまり、死を前にしないと私たちはいきている理由を感じれないのではないだろうか。

漠然と生きるのではなく、映画のシーンであるように銃を頭に突きつけられた時にしたいことをしていける人生でないといけない。

 

生きる目的とは・本当にやりたいことは何か

テレビや教師達はいう、”自分がなりたいものになれる、夢を見ることは素晴らしいことだ”と。本当にそうなのだろうか。結局私達の多くはなりたかった職業や成し遂げたい夢にも気づくことなく、日々をだらだらと過ごして死んでいくのではないだろうか。そのような不安感・不信感がいまの世の中には蔓延している。どこにいくこともできないような閉塞感のこの空気は爆発をまっている。生きる目標・大義を待ってしまっている。これは1930年代のヨーロッパの空気に近いものがあるのではないだろうか。人々は大義が欲しい。全体主義ファシズムにも繋がる危険な思想だ。だが不思議とその心情にシンパシーは感じる。この映画においてはそこに対しても警告をあげている。

映画のなかでもこういっている

俺達は歴史のはざまに生まれ、生きる目的がない。Our great batte is spritual battle.

 

メディアやベキ論に踊らされるな・自分で踊れ

この映画でのキーとなるキャラクターである Tyler はいう。私達はライフスタイルの奴隷だと。需要が供給を生み出すはずだったこの世界の理のなかで、いまは供給が需要を生み出している。資本主義によって、人々の生活が消費されている。消費された社会を生きていく中で、知らず知らずのうちに私たちは物質主義の奴隷になってきたのではなかろうか。

いまでこそその反動のミニマリストであったり、もたない生活が浸透してきてはいるが、元々は若者はブランドによいブランドに消費が続いてきてしまっている。それは本当に自分たちが欲しかったものなのだろうか。自分に問い直さなければいけないのではないだろうか。踊らされるな踊れ。

 

文句なしの☆5映画

 

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以下引用

You are not slave of wallet

 

いつか死ぬことを恐れず心に刻め

 

自分達が特別だと思うな、お前は神になんかすかれてやしない。

 

Stop trying control everything, let it go