コンテンポラリーマウス

未だ知らないものを探している途中

小説家という仕事への理解:職業としての小説家

小説家という職業について、小さいころから存在は良くしっている。

しかし実際には周りには小説家という職業は普通いないため、その仕事をどうするかはまったくわからない。特に自分で小説も書いたこともないため、どのように話作りをするかということはまったくわかっていない。

村上春樹がそれを自分のやり方について描いてくれてる。村上春樹の小説はまどろっこしい表現が個人的には読みやにくさがあるのだが、このエッセイは非常に読みやすくかつ、示唆に富んでいるので、おすすめ。特に小説を書こうと思っている方々には、大事だと思う。

 

小説家でなくても、彼の頭の中を覗けることがよかった。日常生活の中でも示唆に富んでいた。

 

以下気になった箇所の引用

パラフレーズの連続。例えばを続けていくことが小説を書くということ

小説家とは不必要なことをあえて必要とする人種である

オリジナリティは時間の経過と共に同化しレファレンスとして、体内に吸収していく

自分が目にする事象や事柄をとにかく詳細に観察する習慣をつけること、それについてあれこれ考えを巡らせること

キャビネットにネタを確保しておく

脳内にある海馬のニュートロンが生まれる数は有酸素運動によって飛躍的に増加する

 

☆5

職業としての小説家 (新潮文庫)

職業としての小説家 (新潮文庫)