記憶とはを改めて説明してくれる本:ハーバード式最高の記憶術
記憶力良くなりたいなあと受験時代良く思っていた。
日本の詰め込み教育において記憶力は非常に重要な要素の一つであった。それより重要な能力も多くあるとは思うが(仮説力・文章構築力・論理力など)、ただ未だに記憶力とはその下支えをする重要な能力の1つだとは思っている。
この本では、記憶とはどういうものであるか、またそれを如何にしてにして向上させることができるのかという部分について記述されている。著者も実際にアメリカで記憶について研究している方で、単なる根性論でない記憶についての示唆に富んだ本である。
ワーキングメモリを増やす
ワーキングメモリとは下記のようなことを指す。
ワーキングメモリ (working memory:作業記憶,作動記憶) とは,短い時間に心の中で情報を保持し,同時に処理する能力のことを指します。 会話や読み書き,計算などの基礎となる,私たちの日常生活や学習を支える重要な能力です。
具体的には記憶するということはこのワーキングメモリが重要な要素となってくる。それを向上させるためには下記活動が有効だとこの本では記載されている。
- 短い記事を読んで印象に残ったキーワードを5個から10個あげる
- 歌詞を覚えて歌詞を見ないで歌える様にする
- マルチタスクで作業に取り組む
普段から脳の使い方をワーキングメモリを増やすために上記のことに気をつけて生活していきたい。
新しいことを体験する
常に脳を刺激するためには新しいことを体験することが重要だと記載されている。
いつもと違う帰り道にしてみたりと、少しの自分の工夫によって脳に刺激をあたえることができる。常に新しい刺激を求めて動いていくべきで、面白いと思うことあれば考えずに飛びついてみるべきなのだと思う。
以下気になった部分の引用
有酸素運動+語学は脳にとって記憶しやすい
散歩しながらの英単語記憶などは効果的なのだと思う。自分もジムのときに英語や言語勉強をしようと思った。あとは暗唱である。英語の暗唱は非常に有効だから個人的にもおすすめする
先にアウトプットすることを考えてインプットする
これは最近よく思うことであった、何かにアウトプットするつもりでインプットする、見たり聞いたりすることで、考える深さの質が異なってくるのではないかと思う。
☆3