コンテンポラリーマウス

未だ知らないものを探している途中

2019-2020年の注目投資分野について

年末は長いオフサイトみたいだっていう表現がすごいしっくりきている今日このごろ。せっかくなので2019年の投資したい領域なのどを散文的に書いてみました。ポジショントーク全開ですが。。
 
今年はもっといろんな人と会っていこうとおもうので、下記テーマに興味ある人やそれ以外でも気軽に TwitterやFBやmailからご連絡いただければ嬉しいです。

-New communication style

まずは新しいコミュニケーションスタイルについて考えていきたい。この分野においてティーネージャーが引っ張る分野だと思うが、昔を見ればFacebook,Snapchatも若いコミュニケーションの変化をうまく捉えた結果急激な成長を遂げている。特に2018年ではTiktokが日本でも爆発的に流行った。ここにおいては「直感・音声」と「VR」について着目している。理由としては下記を想定しているからである。

-直感・音声コミュニケーション

  • スマートスピーカーの浸透に伴う音声認識の向上と音声インターフェイスへの慣れ
  • コミュニケーションの加速化・直感化
    • 文字を打ちたくない・読みたくない層の増加(bosyuやInstagramのストーリーなど、文字は読むものから眺めるものへ)
      • 美味しいと書かれるよりもビジュアルで美味しいという情報を処理することができるようになった
    • 情報処理速度が早くしたい・直感的にしたい(Instagram story UXやTiktokの音楽倍速文化)
      • 刹那的コミュニケーション(Snapchat, Instagram story)
  • Airpodsの浸透・流行が更に進む:10X@2018 vs @2017
    • Bluetooth接続がデフォルトになる(もう少し2-3年で価格が更に安くなるはず)
      • 昨年の香港エレクトロニクス展示会で安価なBluetooth接続のイヤフォンが売りまくっていた
    • ヒアラブル端末による耳・聞くという行為の拡張
      • スマフォは脳の拡張・Airpodsなどのヒアラブルは耳の拡張
      • バベルフィッシュ・イヤホンの登場(Google はPixel Budsという同時通訳イヤフォンを登場

-VRコミュニケーション

  • 堅調なVR市場の伸び CAGR+71.6%(2017年~2022年)
  • 2018年にOculus go販売開始による本格的VRバイス浸透の兆し
    • 2019年には上位互換であるOculus questが発売予定
  • バイスシフトにおけるコミュニケーション変化
    • バイスが変わるときは必ずコミュニケーションの方法が変化する
    • VR chatのようなサービスはハイエンドのVRバイスは実際に浸透している
    • 手紙=>電話=>メール=>SNS=>??
 

-Online Merge Offline

インターネットだけで完結するサービスではなく、インターネット的思想をもってオフラインをハックするようなサービスに注目したい。
これまでは”Offlineの活動をいかにOnline化するか”という思想でスタートアップが生まれてきたのではないかと思っている。そこに関しては結構渋滞を起こしており(もちろんデバイスシフト PC=>Smartphoneにおける変換によってOpportunityはまだある)、今度は "Offlineでしかできない活動をいかにOnlineの思想やテクノロジーでハックできるか”という問いについて考えていくことが次なるユニコーンを生むことができるのではないかと考えている。主に下記の分野などは注目している 

-New retail

-Hacked hardware

-Mobility

  • マイクロモビリティ:小型電動自電車・電動スクーター
    • マイクロカー:丸の内などで実証実験中
  • 自動運転テクノロジーが更に進歩を遂げていく
    • LiDER・ミリ波レーダーの進歩
    • ダイナミックマップの整理

-“参加性"への評価の高まり

コミュニティという言葉が2018年は多くいろんなところで聞いた1年だった。またライブプラットフォームの伸びも顕著な1年だった。この2つの共通のテーマは参加性なのではないかと思っている。”人工地獄”というモダンアートの評論から、言葉を借りれば”参加は資本主義の生産の抑圧的手段のもとで生気を奪われてバラバラになった世界に人間性を取り戻す”とある。ここまで抽象度上げるとただのエモ太郎になってしまうが、晩婚化・土着性からの乖離・働き方改革による余暇の増大などから、自分の主体的な行為への評価を高くしている気配がある。そのため副業なども更に進んでいくと思う。更に羅列だが、下記が参加性への価値の高まりを感じる根拠のいくつかである
 
  • Funclub系サービスの増加(Fanicon,CHIP etc..)
  • ライブ配信サービスの急成長(Mirrativ,17,pococha,liveme etc..)
  • 経産省が提唱するSociety 5,0の”創造社会”
  • 副業プロジェクトの増加、フリーランス人口の増加
  • 晩婚化(+2歳 vs 2001)
  • 生産消費者の現れ:未来学者アルビン・トフラーが1980年に発表した著書『第三の波』の中で示した概念
    • 趣味などを習うから教えてお金をもらうなど
    • Mercariなど手軽なマーケットプレイスにより、生産と消費が二元論でなくなっていく世界へ
  • Co-X系のサービス成長
    • Co-living,Co-transportation,Co-working など
  • What=>How=>Why へと消費行動への変換
    • 共創がロイヤリティへ
    • 文脈への共感が重要視(エモの時代) 

-Distributor への信頼変化

アルゴリズムから人へと Distributor への信頼が変化しているのではないかと感じる。情報へのアクセスをするためには、媒体が必要。その媒体を届けるための、配達者への信頼がマスから個へと変化していくのではないか。Googleの検索結果はハックされていると感じており、個人の情報発信への信頼度が増して来ているのではないか。その結果インフルエンサーの出現、D2Cブランドの増加、ブロックチェーンの出現などが挙げられているのではないか。
  • Line相談系サービスの増加(ex-ズボラ旅)
  • Influencerの増加(Tiktoker,instagramerなど)
  • D2Cのような中間者を排除しても売れる文化・仕組み(信用がPlatform=>個人へ)
  • 個人に着目したメディア増加(mybest:https://my-best.com/
  • Instagram ハッシュタグ検索によるリアルな情報へのアクセス
  • 個人情報への課金(note etc)
 
もう少し長期なところでいうと、Crypto・Blockchainはもう少しきちんと理解を進めていくべきだなっていうのは反省。まだLayer1.2の分野での開発段階かと思っており、Dappsが今年はまだ流行するほど整ってはいないのではないかという読み。
 
それ以外にも、副業・働き方変化に対する案/ヘルスケア・健康食品/KYC(https://veriff.me/)など、いろいろテーマ感を持っているところに今年も投資を進めていきたいと思っているので、下記twitterやFBなどにご連絡を!
 
 
参照本・URL:
暇と退屈の倫理学 | 國分 功一郎
人工地獄 現代アートと観客の政治学 | クレア・ビショップ
人工地獄 現代アートと観客の政治学

人工地獄 現代アートと観客の政治学

 

第三の波:アルビン・トフラー

1年で販売数量が急増、活気づく完全ワイヤレスイヤホン市場のいま:https://www.bcnretail.com/research/detail/20180407_57353.html