コンテンポラリーマウス

未だ知らないものを探している途中

アクション_デスノート:海外版デスノート

Netflixオリジナル作品である、デスノートを鑑賞した。原作とはまったく違うが、一つのアクション映画としては、見ていて面白いと思う。

ただし、原作の熱狂的なファンからは失望っていう声も分からないできでもない。なんんのことないホラー・サスペンス映画となってしまった感はある。

 

ここからはネタバレあるので、見る予定の無い方は先にすすまないことをおすすめする

いくつかこの映画では原作が好きだった自分としては、理想のキラ・L像に失望してしまうことがある事件があるので、少しそこに触れておきたい。 

 

キラあっさり初対面に近い人に自白する事件

開始10分くらいで、「俺キラなんだぜ・・」って同級生の女の子にいきなり自白しだす、キラ。

やべえよ。。原作であれだけ、家を家事にしてでも守り通したかったノートについてこうもあっさり告白しているシーンを見たときには、唖然とした。

まあでも夜神月ほどでなければ、このノートをあそこまでは扱えないかもしれないけれども。

それにしても、長年の親友とかそういう設定があればまだ理解できるが、本当にさっきあったような女友だちにいきなりノートを自白するか??

不用心にもほどがある気がする

 

Lもキラもキレすぎ事件

今回 の映画ではキラもLもキレすぎ。

特にLのキレ方が半端ではない。原作のLは各所で怒りを露わにしながらも、その中でも冷静であろうとするシーンがかっこよさであったのに、今回はあっさりブチ切れる。

特にワタリを操られていたシーンにおいては、もう暴走している。勝手に拳銃をとりだして、走り出し、そしてキラにむかって発泡までしている。もうこうなればLさん止まらない。

冷静沈着同士の熱い読み合いではなく、体力ガチンコ勝負の Run!Run!Run!みたいなアクションシーンが多かった。

 

申し訳なさ程度のキラのずる賢さみせた事件

最後にちょっとしたオチがあるのだが(それ自体は面白いと思う。どんでん返しってほどではないけれども)、それでも原作であった読み合いのような事件にはほど遠いものであった。

まあ映画にするにあたって、観客をあきさせないためにアクションシーンを多めにしたりすることは非常に理解できるが、本来の原作デスノートの良さというのは活かしきれていない印象を受けた。

 

☆2.5


Death Note | Teaser [HD] | Netflix