コンテンポラリーマウス

未だ知らないものを探している途中

ファクトフルネス:フィルターを通して世界を見ていることに気づく

話題の「ファクトフルネス」を読んでみた。

結論は旅行に行きたくなったw

 

きっかけは下記ツイートをみて、面白そうなデータが乗っているなって思って、その足で本屋で買って読んでみた。

様々なバイアス・フィルターに目を曇らされて育ってきた

文章の言葉を借りるなら、ドラマティックな物語を人々は求めている。そのためメディアもインパクトがあるモノの言い方を好んで使う。結果、分断された社会は今後大きな問題をはらむといっていきたいし、Developing country と Developed country では大きな差があり、”あちら側”の人たちと"こちら側"の人たちでは生活が全く異なり、その差は埋まることはない(いかにも世界システム論的な、オリエンタリズムっぽい思考だが)ということが染み付いてしまっている。

それを初等教育や日々接するメディアでは目にすることが多く、データを誤って解釈もしくは、自分のバイアスで世の中を見がちであることに気づく。

この本でも”ネガティブなニュースに気づくこと"がファクトフルネスになるために気をかけるべきことと書いているが、まさに悪いニュース・インパクトのあるニュースが世の中を駆け回るが、その裏で良くなっているところはじわじわと良くなっている。

人々は数年の変化に過度に期待し、数十年の変化に気づいていない

なんかこんなこと言っている人いなかったけ・・でもこの長いタイムラインで見るということはバイアスがかかっていることに気づく大きなヒントになりうると思う。

あまり書きすぎると本のネタバレになってしますが、自分が想像していたより世界は良くなっているのかもしれないってことに気づく。悲劇的なニュースのほうが印象に残ろるだろうが、その裏で人々の生活は進捗しつつある(もちろんその裏で良くないことも新しく起きているのだろうが)

ファクトフルネスはバイアスがかかった自分の知識に気づくこと

マインドフルネスは自分の心の状態に気づくことだと思うが、このファクトフルネスという概念も近く、自分の知識や良識がいかに誤った解釈、誤った統計解釈、誤った偏見によってできていることなのかを気づくことなんだろうと思う。

そのためのヒントを多く教えてくれる本だなって感じ。

 

www.ted.com

 

 

 

 

多重虚構構造とかの作品って面白いよね

Netflixのバンダースナッチという映画を見ておもった雑記。

 

バンダースナッチNetflixの人気シリーズブラックミラーの新作。主人公を操作しながら映画が進んでいくインタラクティブ映画という構造。

この視聴者が選ぶという構造を聞くと、仮面ライダー龍騎を思い出すのは、自分だけなのだろうか・・(龍騎はラストが視聴者投票だった記憶ある。好きだったな龍騎・・自分は王蛇のラストシーンが好き。)


『ブラック・ミラー: バンダースナッチ』特別映像 - Netflix [HD]

 

以下少しネタバレがあるので、気になる方はストップで!

続きを読む

2019-2020年の注目投資分野について

年末は長いオフサイトみたいだっていう表現がすごいしっくりきている今日このごろ。せっかくなので2019年の投資したい領域なのどを散文的に書いてみました。ポジショントーク全開ですが。。
 
今年はもっといろんな人と会っていこうとおもうので、下記テーマに興味ある人やそれ以外でも気軽に TwitterやFBやmailからご連絡いただければ嬉しいです。

-New communication style

まずは新しいコミュニケーションスタイルについて考えていきたい。この分野においてティーネージャーが引っ張る分野だと思うが、昔を見ればFacebook,Snapchatも若いコミュニケーションの変化をうまく捉えた結果急激な成長を遂げている。特に2018年ではTiktokが日本でも爆発的に流行った。ここにおいては「直感・音声」と「VR」について着目している。理由としては下記を想定しているからである。

-直感・音声コミュニケーション

  • スマートスピーカーの浸透に伴う音声認識の向上と音声インターフェイスへの慣れ
  • コミュニケーションの加速化・直感化
    • 文字を打ちたくない・読みたくない層の増加(bosyuやInstagramのストーリーなど、文字は読むものから眺めるものへ)
      • 美味しいと書かれるよりもビジュアルで美味しいという情報を処理することができるようになった
    • 情報処理速度が早くしたい・直感的にしたい(Instagram story UXやTiktokの音楽倍速文化)
      • 刹那的コミュニケーション(Snapchat, Instagram story)
  • Airpodsの浸透・流行が更に進む:10X@2018 vs @2017
    • Bluetooth接続がデフォルトになる(もう少し2-3年で価格が更に安くなるはず)
      • 昨年の香港エレクトロニクス展示会で安価なBluetooth接続のイヤフォンが売りまくっていた
    • ヒアラブル端末による耳・聞くという行為の拡張
      • スマフォは脳の拡張・Airpodsなどのヒアラブルは耳の拡張
      • バベルフィッシュ・イヤホンの登場(Google はPixel Budsという同時通訳イヤフォンを登場

-VRコミュニケーション

  • 堅調なVR市場の伸び CAGR+71.6%(2017年~2022年)
  • 2018年にOculus go販売開始による本格的VRバイス浸透の兆し
    • 2019年には上位互換であるOculus questが発売予定
  • バイスシフトにおけるコミュニケーション変化
    • バイスが変わるときは必ずコミュニケーションの方法が変化する
    • VR chatのようなサービスはハイエンドのVRバイスは実際に浸透している
    • 手紙=>電話=>メール=>SNS=>??
 

-Online Merge Offline

インターネットだけで完結するサービスではなく、インターネット的思想をもってオフラインをハックするようなサービスに注目したい。
これまでは”Offlineの活動をいかにOnline化するか”という思想でスタートアップが生まれてきたのではないかと思っている。そこに関しては結構渋滞を起こしており(もちろんデバイスシフト PC=>Smartphoneにおける変換によってOpportunityはまだある)、今度は "Offlineでしかできない活動をいかにOnlineの思想やテクノロジーでハックできるか”という問いについて考えていくことが次なるユニコーンを生むことができるのではないかと考えている。主に下記の分野などは注目している 

-New retail

-Hacked hardware

-Mobility

  • マイクロモビリティ:小型電動自電車・電動スクーター
    • マイクロカー:丸の内などで実証実験中
  • 自動運転テクノロジーが更に進歩を遂げていく
    • LiDER・ミリ波レーダーの進歩
    • ダイナミックマップの整理

-“参加性"への評価の高まり

コミュニティという言葉が2018年は多くいろんなところで聞いた1年だった。またライブプラットフォームの伸びも顕著な1年だった。この2つの共通のテーマは参加性なのではないかと思っている。”人工地獄”というモダンアートの評論から、言葉を借りれば”参加は資本主義の生産の抑圧的手段のもとで生気を奪われてバラバラになった世界に人間性を取り戻す”とある。ここまで抽象度上げるとただのエモ太郎になってしまうが、晩婚化・土着性からの乖離・働き方改革による余暇の増大などから、自分の主体的な行為への評価を高くしている気配がある。そのため副業なども更に進んでいくと思う。更に羅列だが、下記が参加性への価値の高まりを感じる根拠のいくつかである
 
  • Funclub系サービスの増加(Fanicon,CHIP etc..)
  • ライブ配信サービスの急成長(Mirrativ,17,pococha,liveme etc..)
  • 経産省が提唱するSociety 5,0の”創造社会”
  • 副業プロジェクトの増加、フリーランス人口の増加
  • 晩婚化(+2歳 vs 2001)
  • 生産消費者の現れ:未来学者アルビン・トフラーが1980年に発表した著書『第三の波』の中で示した概念
    • 趣味などを習うから教えてお金をもらうなど
    • Mercariなど手軽なマーケットプレイスにより、生産と消費が二元論でなくなっていく世界へ
  • Co-X系のサービス成長
    • Co-living,Co-transportation,Co-working など
  • What=>How=>Why へと消費行動への変換
    • 共創がロイヤリティへ
    • 文脈への共感が重要視(エモの時代) 

-Distributor への信頼変化

アルゴリズムから人へと Distributor への信頼が変化しているのではないかと感じる。情報へのアクセスをするためには、媒体が必要。その媒体を届けるための、配達者への信頼がマスから個へと変化していくのではないか。Googleの検索結果はハックされていると感じており、個人の情報発信への信頼度が増して来ているのではないか。その結果インフルエンサーの出現、D2Cブランドの増加、ブロックチェーンの出現などが挙げられているのではないか。
  • Line相談系サービスの増加(ex-ズボラ旅)
  • Influencerの増加(Tiktoker,instagramerなど)
  • D2Cのような中間者を排除しても売れる文化・仕組み(信用がPlatform=>個人へ)
  • 個人に着目したメディア増加(mybest:https://my-best.com/
  • Instagram ハッシュタグ検索によるリアルな情報へのアクセス
  • 個人情報への課金(note etc)
 
もう少し長期なところでいうと、Crypto・Blockchainはもう少しきちんと理解を進めていくべきだなっていうのは反省。まだLayer1.2の分野での開発段階かと思っており、Dappsが今年はまだ流行するほど整ってはいないのではないかという読み。
 
それ以外にも、副業・働き方変化に対する案/ヘルスケア・健康食品/KYC(https://veriff.me/)など、いろいろテーマ感を持っているところに今年も投資を進めていきたいと思っているので、下記twitterやFBなどにご連絡を!
 
 
参照本・URL:
暇と退屈の倫理学 | 國分 功一郎
人工地獄 現代アートと観客の政治学 | クレア・ビショップ
人工地獄 現代アートと観客の政治学

人工地獄 現代アートと観客の政治学

 

第三の波:アルビン・トフラー

1年で販売数量が急増、活気づく完全ワイヤレスイヤホン市場のいま:https://www.bcnretail.com/research/detail/20180407_57353.html

27歳のGoogleに認められた監督が描く新感覚映画: Search

久しぶりに書きたくなるような良い作品だった。

あまり期待せずかつ前情報など何も見ずにいったので、そのことで期待値が低いっていうこともあったかもしれないけれども。。

内容としては、下記Youtubeを見ていただければ。簡単に娘が行方不明になり、いろんなインターネット上の情報をもとに探していくというミステリーものだ。


search/サーチ - 映画本編映像

 

ここから先はネタバレを含むので、もしまだ見てないかたは見ないほうがよいかも

続きを読む

キャピタリストが未来投資戦略2017を読んでみた

国策は買いということで、内閣府がだしている未来投資戦略2017を読んでみた。

 

日本経済再生本部

上記のページから、全体や概要だけ説明しているものもあるので、ぜひ一度目を通してみる価値はあるかと。

 

簡単にいうとアベノミクスでいういまだ見つかっていない第三の矢である。経済成長をいかに遂げるかという問いにおける政府としての仮説がまとまっている。

Society 5.0 社会の実現に向けて

現在ソフトバンクのビジョンファンドからの出資が行っている分野はまさに産業革命を狙っている。具体的に言うと第4次産業革命が今の時代だといえるであろう。

この革命を担っているテクノロジーが、IOT,ビックデータ,人工知能,ロボットだとこの未来投資戦略の中では定義してある。

この第4次産業革命は日本にとっては有利なものであると提言している

第4次産業革命は、生産性の抜本的改善を伴うことから失業問題を引 き起こすおそれがある。しかしながら、日本は長期的に労働力人口が 減少し続けることから、適切な人材投資と雇用シフトが進めば、他の 先進国のような社会的摩擦を回避できる

 日本の長期的課題である生産人口の減少という前提条件のを抱えている国としては、この産業革命は社会的摩擦なく、実現ができるのではないかという指摘である。

 

資本集約型経済から知識集約型経済への転換

競争優位性が”モノ自体”にあった、近代の価値感からぬけて、現在はサービスや・体験まで含めたUXが競争優位性の価値の源泉になりつつある。また下記引用でも触れられているが、ヒト・データこれを制したものがこの産業革命においては存在感を表すものになるであろう。あらゆるものがデータとして計測することが今後IOTの発展とともに計測できることが可能になり、それを更に計算できるような知能・能力をもつようなAIがいま開発が進んでいる。データこそが次の石油といわれている所以はここにある。

第4次産業革命の進展により価値の源泉が「ヒト(人材)」・「データ」 に移る Society 5.0 の経済システムでは、離れて「自立分散」する多様なもの同 士を、新たな技術革新を通じてつなげ「統合」することが大きな付加価値を産む。 「知恵」が価値を生み、多様な「個」がいかされる社会が到来する中、あらゆる 世代の意欲ある人々が技術革新を味方につけ、眠っている様々な知恵・情報・技 術・人材を「つなげ」、イノベーションと社会課題の解決をもたらす仕組みを世 界に先駆けて構築できれば、経済活動の最適化・高付加価値化と活力ある経済社 会を実現できる。

 

5つの戦略分野

この提言の中で下記5つが、特に集中すべき分野として触れられていた

  1. 健康寿命の延伸
  2. 移動革命の実現
  3. サプライチェーンの次世代化
  4. 快適なインフラ・まちづくり
  5. Fintech

日本という国を考えたときに、マクロで必ずくるのは生産人口の減少と高齢化である。このほとんどがやはりその上記の問題を前提とした集中すべき分野であろう。

高齢化に伴う社会課題の増加

高齢化に伴い、医療費は増大する一方で、経済の労働力として期待できる生産人口は伸び悩みをする。税金が上がる見込みもないけど、医療費による税金負担は増加していくというどどづまりの未来がいまのままいくと見えている。

それを回避するためにも、健康寿命の延伸は日本においては必須の課題となってくるでしょう。提言の中には、PHR(パーソナルヘルスレコード)を用意することにより、患者の過去の病名などの記録をしやすくすることや、ゲノム研究やリキッドバイオプシーを活用することによって未然に病気を防ぐような動きなどを防ごうという政策が盛り込まれています。

また介護におけるロボットの市場規模の伸び予測が、下記のようにあり、この分野への投資が今後も進むことが期待されている。

ロボット介護機器の市場規模、2020 年に約 500 億円、2030 年 に約 2,600 億円【約 10 億円(2012 年)】 ⇒2015 年:24.7 億円

また移動革命においては、ドローンや現在のUberのようなビジネスモデルが特に地方の地域にとって切迫したニーズとなっている。山の農村においてドローンによる配送の実証実験なども進んでいるようだ。これも広義の意味での高齢化社会に伴う問題の論点であろう。

 

企業の生産性向上と余暇時間

生産人口が減少するということは、労働力が不足していくということだ。

その労働力としてAI・ロボットについての期待が高い。また業務効率のために規格の統一などが政府を中心に動きはじめている。例えばサプライチェーンの効率化において、情報の規格を統一化したり、金融機関にむけてオープンAPIの提供を促すことによって、どの金融機関でも転用が可能なソフトウェアテクノロジーの発達を促しているように思える。これはどうかとは思ったが下記のようにロボットの導入をすすめるSIerを育てるようだ。

中小企業にロボット導入を提案・支援する「システ ムインテグレータ」を 2020 年までに3万人に倍増させる育成強化策 を進める。

特にこれはSIerを育てるというのが、ロボットの普及にとって正しい解き方なのかは正直疑問だ。これは個別最適化が進むだけで、次のテクノロジーへの革新ができないのではないだろうか。ただソフトウェアと違って個別最適化がロボットというテクノロジーにはより必要かもしれないという思いもあるので一概に否定はできない施策だが・・

また、業務体系に関してはより厳しく、副業については非常にポジティブな意見が下記のように見て取れる

いわゆる 36 協定でも超えることができ ない、罰則付きの時間外労働の限度を具体的に定める労働基準法改正 法案を国会に提出
労働者の健康確保に留意しつつ、副業・兼業を原則として認める方向 で副業・兼業の普及促進を図る
「雇用関係によらない働き方」について、良好な就業形態となるよう、 実態を把握した上で、働き手が自律したキャリア・スキル形成を行う ことを可能とする支援策を検討・実施するほか、保護の在り方に関す る検討等を行う。こうした取組を通じて、企業・組織に属さない働き 方を選択肢の一つとして確立させる

もっとさらに働きかたが柔軟になり、一人ひとりがやりがいをもって仕事にとりくめる社会がくればいいなあと個人的には期待している。

 

また、観光・スポーツにも余暇時間の増加に伴い力をいれていくようだ。とくにスポーツにおいては市場規模の拡大を下記のようにめざしているようで、今後IOTやVR/ARなどのテクノロジー×スポーツという分野はまだまだ伸びてきそうだ。

スポーツ市場規模(2015 年:5.5 兆円)を 2020 年までに 10 兆 円、2025 年までに 15 兆円に拡大することを目指す。 ⇒5.5 兆円(2015 年)

 

 

 

日大アメフト部の問題は、日本のスポーツ社会・縦社会が産んだ構造問題

昨日・今日と日大アメフト部関連の会見が続きネット上では盛り上がりを見せている。この1週間くらいこのニュースでもちきりだ。

ほとんどが、監督・コーチ・日大広報部がクソだっていう意見だけど、そんな文化をつくったのは自分含めこの日本社会・スポーツの構造の問題だと思う。それを棚にあげて、文句や意見ばっかりネットに書き込むのはお門違いなのではと。(もちろん、いろいろ言いたいことや思うことはめちゃあるけども)

 

社会構造は個人に不可逆なベクトルで影響を与える

この問題は、エミール・デュルケームの社会に対する考え方を思い起こす。

デュルケーム社会学独自の対象とした「社会的事実」とは、個人の外にあって個人の行動や考え方を拘束する、集団あるいは全体社会に共有された行動・思考の様式のことであり、「集合表象」(直訳だと集合意識)とも呼ばれている。つまり人間の行動や思考は、個人を超越した集団や社会のしきたり、慣習などによって支配されるということである

www.wikiwand.com

今後この思想が、構造主義を構築してくようになるのだけれども、つまりは個人の意識が社会を動かしているのでなく、社会の意識が個人を動かしているのだ。

社会の価値観・社会の性格が個人に不可逆なベクトルで影響を与え続けてしまう。

 

日本のスポーツ分野をみてみれば、今回の問題は起こるべくして起こった社会構造があったのではないだろうか。コーチや監督は神。全員が坊主にして、彼らのいうことをハイ!と聞くことが正。そんな社会の性格を構築していったのは、今回問題になった彼らのせいなのだろうか。

 

自分が中学の時の、バスケットボール部のコーチも正直こういう思想の人だった。ただチーム自体は大会で優勝をするようなチームだった。だから選手もついていったし、周りもそのスパルタ思考が悪いとはどこかで思いながら、真正面から指摘する人は少なかった。

 

今回批判している人の中でも、あの監督が以前の大会で優勝したときに、褒めた人はいるのではないだろうか。いままでそういう構造なところで生きてきた人も多いのではないだろうか。

もしそうであれば、今回の事件を批判することはできるのだろうか。

 

石を投げるべきはこの社会の構造・性格

今回のような事件・思想を生み出してしまったのは、紛れもない自分を含むこの社会の性格・社会の構造的な問題なのではないかと思う。

 

自分のこと・社会のことを棚に上げて、今回の事件の関係者がアカンという論調はおかしいと思う。確実にこの空気感・構造を作り上げてきたのは紛れもない自分たちであって、それを認識しないといけない。

ただこの問題をきっかけに、日本社会特に日本スポーツ会が抱える構造的な問題に一隻が投じることができるならいいのでは。

 

なので、監督もコーチ含め、個人を対象として攻撃するのは意味がない。対象はこの社会であるべきだし、石を投げるべきは構造に対して投げるべき。身近な職場でも部活でもどこでもこのような縦社会が産んでいる問題がありふれているはず。その中でホントは自分が加害者になっていないのだろうか。

 

もう一度これは自省を込めてだけども、改めて考え直したい問題である。

 

toyokeizai.net

 

 

 

増長する社会保障にいかに向き合うか

本日の日経新聞によると、社会保障費が2040年には190兆円という結果がでた

 

社会保障費とは簡単にいうと税金によって賄われる医療や介護に主に払われる費用となる

医療・介護の自己負担分以外の給付額や年金の受給額など、社会保障制度によって国や地方公共団体から国民に給付される金銭・サービスの年間合計額

 

この数値は実にGDPの24%を占める結果となりつつあるのだ。

 

いわゆる生産人口の減少が起こり続ける中で、どのようにこの社会保障費を繰り出すのだろうか。

 

基本的にはこの社会保障費をどうするかには2つの方針があると思う。

1つとしては、社会保障費を賄えるくらいの財源をいかに確保するのかを考える

2つ目としては、社会保障費をいかに減少させるか。つまり、健康に人が暮らせる社会をいかに作ていくかということだ。

 

財源をいかにとるかに関しては、今後生産人口が減っていく中でなかなか方法が難しいかもしれないやり方だと思う。消費税や所得税などは徐々に上げていっている中で、これ以上抜本的に税金がとれる場所があまり見つからない。

もっといえば、累進課税制度を更に極端にしてお金を持っている人々からとることは可能なのだろうけども、じゃあ日本でそのような人がどの程度いるのか。

やりようとしては、移民制度を抜本的に買えて、生産人口を増やし消費を促すということがあるかもしれないが、いかにも前時代的な・資本主義経済のような解決方法で自分はあまり好きでない解決方法に思える。

 

2つ目の社会保障費をいかに減らすか。これに注力したほうが国策としてはいいのではないだろうか。つまり予防医療の徹底が1つやるべき方針なのではないだろうか。

そのためには、最先端の医療技術の導入をいち早く進めていくことが重要である。早期発見を伴い、健康的な生活ができる日数をいかに長くしていくかが重要であるはずだ。

 

”いかに健康に医者や介護に頼らならないような人生を長くするか”という問いに対して紳士に答えていくことがこの課題を解決していくことに繋がるのではないだろうか。