AIを開発刷る上で法律上気をつけること
AIに関して、データを収集して、それを学習させて、何かしらのアウトプットをだすことが求められるがその周りの法律関係について水野さんというかたがツイッターでアップロードしているのを発見したので、まとめてみた。
サマリー
- データマイニング・機械学習は営利・非営利目的を問わず、適法
- 学習用データセットと体系的構成はデータベースの著作物になりうる
- 完全にAIのみが自律的に生成・創作したAI生成物は著作権・発明にもあたらない
- AI を道具として利用したAI生成物は①制作意図②創作的寄与があれば著作物にあたる
- AIによる事故や損害の責任は誰が負うのか:ケースバイケース(連帯責任)
まだまだ不透明な箇所が多い
データマイニングをするのは米国と日本だけ合法ということで、これは驚いた。日本のスタートアップなどはもっとここを存分にいって、外国からAI関係者などを雇えばいいのでは・・
ただ制作物がAIによってつくられたのかどうかみたいな論点は今後揉めそう。どこまで人の意思がはいっているのか、ディープになればなるほどインプットとアウトプットしか人にはわからなくなってくるので、権利を侵害した際の裁判などは揉めそう。。
参考にさせていただいたもの
- 水野祐(弁護士、シティライツ法律事務所)
- 011218人工知能(AI)の法務.pdf - Google ドライブ
若手20代の社会人に読んでもらいたい:ミッキーマウスの憂鬱
みんな大好きディズニーランドのお話。でも夢や希望をうるような話ではなく、実際にそこで働く現場の人達の話。
読みながら、これってよくだせたなというかよくディズニー側が怒らなかったなってくらい赤裸々にかいてる。(もちろんフィクションの話だし、本当の話なのかはわからないけれども)
本当のディズニーランドの舞台の話もでてくるし、これを読んでディズニーランドにいけば更に楽しめる話だと思う。(オンステージという言葉など面白いディズニー用語がある)
夢や希望をつくっているのはありありとした現実だ
この話は前述したように、リアルにディズニーランドで働いている人たちの話だ。夢や希望をうっているディズニーランドの裏側では、実際の人たちの苦労によって作り出されている。外から見た夢はありありとした現実の上になりたっているのだ。
ミッキーマウスがパレードをするのも綿密な計画が必要だし、ダンサー達の笑顔の裏には一生懸命に練習した結果がある。
学生は社会の現実をこの小説を通して知ったらいいなあ
この話を読みながら、就職活動を思い出した。
就職活動も表面上はきれいな、キラキラとした情報が並ぶ。やりがい、世界を動かす、仲のいい友人たち。そんなキラキラした情報に踊らされるのが就職活動の大半な気がしている。
しかしそんなことはなく、実際に働くということはしんどいことのほうが多くあるし、キラキラしたものを作り出すための裏側は非常に汗臭い、人間臭い活動の上で成り立っている。
☆4
神保町古本祭り2017にいってきた
毎年行ってる神保町古本祭りにいってきた。
ただの本屋にあんなに人が集まるのは、この国の本好きなマニアックな人達が集まってきている感じがあって好きだ
豆電球のもとに本を物色
小さな明かりをもとにお目当ての本を物色する人々。
古本は出会いだと思う、そこに目的買いはないのではないかと思う。
自分の価値観、自分の好みにくるタイトル表紙、目次を見て決める。そこにあるのは運命や出会いなのだと思う。
一冊の素晴らしい本に出会うだけで、人生はいとも簡単に変わっていく。この場で新しい本と出会えた人達が多くいればいいなーと切に願う
意思決定に迷った時のルービンの4原則
日々は意思決定の連続だといってもいいだろう。
朝ごはん何を食べるか、そもそもいつ起きるかなどから意思決定の中を生きている。
無意識の意思決定を習慣とよべるのではないだろうか、その習慣を増やしていくことは大事な意思決定に時間をかけるコツでもある。スティーブ・ジョブズが同じ服をたくさん持っているように、ビジネス以外の意思決定をなるべく少なくしていくことが重要なのかもしれない。そんな意思決定について少し考えてみた。
人はいかに意思決定するのか
いろいろ参考記事を並べたが、過去の経験を覚えていてそれの再現性をもとめて思考してしまう。なのでより経験が多ければ多いほど意思決定が習慣化してくる。
では根源的な問いだが、意思決定に正解はあるのだろうか、テストならば正解はあるだろうけど。。おそらく正解はないのだろう。もとい自分の感情に近いものが正解なのかもしれない。選んだものを正解にしていくしかない。
意思決定のプロセスをもし、キレイに描こうとするならば
- 選択肢を絞り出す
- 選択肢の中で選んだ際のPro/Conを並び立てる
- 起こりうる期待値を概算する
- その中でPro > Con となりFeasibilityもできるだけ高いものを選ぶ
- 遂行する
ということになるのだろうけれども、じゃあすべてがPro/Conで片付くことができるのだろうか。。そんなことはない。
下記記事中にもあるのだが、感情がないと意思決定ができない。正解がない中でなにが一番重要なのかというと早さなのかもしれない。それを理解して、選んだものを全力で正解にしていくことが意思決定の最善解なのかもしれない。
ルービンの4原則
- 唯一確かなことは確実なものはないということである
- 決定とはつまるところ可能性を考察することである
- 不確実であっても私たちは決定をくだし、行動しなければならない
- 結果だけでなくそこに至った経緯も含めて決定を下す必要がある
上記のような意思決定への格言がロバート・ルービンという者が残している。
確かに不確実なものしかない中で意思決定していくことは可能性にかけるだけであり、その中でも行動の大切さを説いている。確実なものなどないという前提の中で決めていく大変さ。学生力が抜けない人達にとってはつらい(自分も含めて)
ちなみに下記はwikipediaから引用した説明である。バリバリのエリートかつ経済バックグラウンドの方である。
ロバート・エドワード・ルービン(Robert Edward Rubin, 1938年8月29日 ニューヨーク -)はアメリカ合衆国の銀行家・財政家。
ゴールドマン・サックス共同会長、国家経済会議(NEC)初代委員長、財務長官、シティグループの経営執行委員会会長を歴任した。
クリントン政権では財政均衡を主導し、レーガン・ブッシュ政権以来の負の遺産である財政赤字の削減に努めた。
その他の格言
物事はすべて確率論として見るべきで、絶対に正しいということはあり得ない。
世間において常識とみなされていることに対して、疑問を呈する勇気を忘れてはならない。健全な猜疑心こそ、ものごとの裏に潜む本質を見極める近道である。
意思決定においては、小手先の細工を用いてはならない。真剣な分析と配慮にまさるものはない。
留学経験なしで外資系企業で働くための英語力鍛え方
タイトルのままですが、私自身の実体験をもとにどのようにして外資系でも働くことができるような英語力を身につけたか(新卒でそのまま外資系畑) を簡単に紹介します。
自分自身はまったく留学経験もなければ、幼少期に海外に住んでいたとかいうチート技はまったく使っていなく、平々凡々な人生を歩んでおりましたが、ひょんなことから外資系に入り、英語を使って働いております。
就職活動中の学生や、転職活動で外資系を狙う方や、MBAを目指されている方などの参考に少しでもなればいいなあと思います。
英語力とは【単語力 × 構文力】
英語力を簡単に定義すると、つまるところ単語力と構文力だと思っています。
単語はもちろん知っていないと、文章・会話の意味がわかりません。ここはある程度の知識は必要です。
そして構文力。これはある程度の文章の形を暗記してしまおうってことです。帰国子女でもなければ、途中から英語を勉強して学ぼうとするときはもう構文に頼ったほうがいいです。感謝したいとき、挨拶したいとき、説明したいとき。大体の場合は言い回しなんてそんなに変わらないし、通じればいいんです。なので構文を暗記する。そしてそれを使いまわす。これが英語が出来るようになる上でのショートカットです。
じゃあどのように勉強すればいいのか、最強な教材があります。
DUOの構文暗記してひたすらシャドーイングしよう
もうこの教材が完璧です。ただし絶対にリスニング用のCDも買ってください!絶対にです。この教材をつかえば、単語力と構文力どちらもすぐに手に入ることができます。
そしてその覚え方はシャドーイングです。ひたすらシャドーイングしてください。それだけで見違えるほど英語力はあがります。
シャドーイングとは
簡単にいうと、耳から聞こえてきた言葉をそのまま発音することです。これをすることによりリスニングも発音も鍛えられますし、単語力も構文力も暗記することができます。一石四鳥くらいの効果です。
具体的なやり方としては
- DUOの構文を目でみながら単語を覚える
- ある程度単語の意味を覚えたら、リスニング用CDを聴きながら文章を見る
- リスニングCDを聴きながらシャドーイングする
- シャドーイングできない部分があれば2に戻り文章を確認する。これを繰り返す。
- 最後は1.5倍速にしてシャドーイングをひたすらする
これを歩きながらや、通勤途中にやるだけでも変わります。まさに最強教材DUO。できれば運動しながらおこなっていただければ有酸素運動は脳への暗記効果にもなるので最高です。
これを行っているとなんとなく構文がアタマの中に染み込むので、会話するときに自動的にDUOのあれだと思いながら話せるようになります。
あとはリスニングを鍛えよう!!
これができれば、あとはひたすらリスニングを鍛えるしかないです。
だいたい会話していて難しいのは意見を伝えるよりも相手の発言をきちんと理解することです。海外の方の英語はべらぼうに速いです。そのためあとは日々のなかでリスニングを鍛えることが必要です。個人的なおすすめとしてはネットフリックスの映画やTEDなどの教材を英語字幕で見ることです。そうすることで、英語を英語のまま理解することが促進されて、リスニング力が向上します。お気に入りのものがあればシャドーイングやってもいいでしょう。
自分はほとんどこの勉強法しかしてない(最初いろいろ試しましたが効果があったのがこの方法でした)ですが、なんとかやっていけてます。みなさんの参考になれば幸いです。
*他教材でおすすめなもの
・発音練習
Sh の発音やL と Rの使い分けなど非常にわかりやすい一冊です。シャドーイングするにも、きれいな発音でしたほうがリスニング向上にもつながります。
- 作者: 松澤喜好
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2010/08/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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・ビジネス英会話
ビジネス英会話の構文を覚えるならこれですね。簡単なんですけど、実践的な構文しかのってないです。
英会話ペラペラビジネス100 ? ビジネスコミュニケーションを成功させる知的な大人の会話術 [CD2枚付]
- 作者: スティーブソレイシィ,Steve Soresi,ロビンソレイシィ,Robin Soresi
- 出版社/メーカー: アルク
- 発売日: 2002/03/16
- メディア: 単行本
- 購入: 26人 クリック: 200回
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自己疎外からの脱却:どうすれば幸せになれるか科学的に考えてみた
どうすれば幸せになれるか。そんな風に考えたことは一度はあるのではないだろうか。
この本は明快に答えを出しているわけではないが、若い30代の世代の人達が討論しているため、いまの若い人にとっての幸せに近い定義で描かれているため、読みやすい本である。
ただこの主題に対しては最終章しか描かれてはいなく、それまでは二人の疑問からはじまる雑談が多い。(もちろんその雑談自体も示唆に富むもので面白くはあるのだが)
やはり幸せという定義は難しいのだが、自分の好きをよく知ることは確実に幸せに近づけるコツだとは思う。
社会がこれが幸せだと思え!って自己偏愛が疎外されてきたのが直近の歴史だったとは思う。一括でまとめられ、終身雇用でひたすら自己を疎外されてきたのが現代だったのではないだろうか。メディアが生まれ、多様だったはずの価値観の一律化が更に進んでしまい、そこからそれた人間は社会的に疎外されてしまう。。
しかしここ直近になり、一律だった社会が崩壊を迎えてまた時代は個人に焦点をあてるようになった。それはインターネットの発達・技術の発達など様々な要因があるだろう。日本に限っていえばバブルの終焉だろう。
そのような時代に生まれた自分達は、”個性を大事に”という言葉で育てられてきたはずだが、上の世代が個性を大事にしていない世代のため、誰も答えがみつからないまま育ってしまう。かつ社会のシステムはそう簡単には変わらない。新卒一括採用がその顕著な例だが、結局は集団化・没個性的・疎外されている。
そのような時代に幸せをもとめるのであれば、自己偏愛を奪還することではないだろうか。つまり自分が何が好きかをはっきりと自覚することだ。
この本の言葉を引用して表現させていただくと、感情をきちんとモニタリングして自分が過去何が楽しかったのか、何が好きだったのかを把握することだ。これは幸せへの第一歩ではないだろうか。
社会が求めることをするのではなく、自分を起点とした世界観をもてること。言うのは簡単だが、実践は難しいのではいだろうか。
そういった自己疎外からの脱却が今にいきる若者にとっては重要なテーマな気がする。
以下気になった箇所の引用
クリエイティブなときを考えるときはポジティブがよくて、厳密に考えるときはネガティブのほうがよい
理解=分類、予測、検証、因果、創造
科学はHow What 宗教はWhy Who
感情モニタリングをして、欲望に忠実においかけることが重要
過去に楽しかったものを分類して抽象化する
☆3
Don't think just paint かくかくしかじか
昨年かな、メディア芸術賞を取った作品である。
東村アキコの自伝的漫画であるが、これが泣ける。。
これは先生と主人公である東村アキコさんの愛情の物語であるし、そして先生とその美術教室の生徒との絆の物語だ。
先生のコミュニケーションのやり方は正直古臭いし、自分がやられたらまいってしまうかもしれない。でもそれはなにより愛情の裏返しなんだ。
でも自分自身にも反省なんだが、若ければ若いときほどのその愛情にはまったく気づくことができない。むしろ鬱陶しいと思ってしまう。その気持ちは非常にわかってしまう。。
"描け"
これは先生の最後の言葉でもあるが、この物語のテーマが詰まった一言だったと思う。
先生はいつも描けとしか言わない。下手に内省してしまう若者たちにとって、いわれたことをやる、目の前のことをやるというのが苦手になってしまっているのではないだろうか。これをしたらどうなるんだろうか、これをやる意味があるのだろうか。そんな不安がよぎってしまう。
しかし、それは描くことでしかその不安はかき消されない。先生は言う。書きたいものを考えるからだめなんだ。目の前のものを描けと。描いて描いて描いて描いて描くしかない。
よく立ち止まってしまう。何がしたいんだっけ、なにを目指しているんだっけっと。思考する時間は無駄だとは思わないけれども、それでも思考では何も生み出さない。ただまっすぐに描く・行動することへの大切さを思い出させてくれるようなマンガだった。
そして東村アキコさんのずっと夢だった漫画家なのに、時間があるときはまったくかかず就職してそこから抜け出したいとなってやっとそのマンガを書き始めるということに非常にシンパシーを感じるし、励みになる。
アウトプットが全てだ、描け。
☆4