常識の危うさへの指摘:23分間の奇跡
短編小説ではあるが、非常に示唆に富む小説であった。
戦後の日本をみているようであるし、教育とは一種の洗脳であるという副次的な事実を思い知った。
著者が日本兵に捕虜などにされた経験から得ている考察なのであろうか。
23分あれば人は洗脳ができる
かいつまんで概要を説明すると、23分間の間にいかに子どもたちを洗脳していくことがよく説明されている。子供の考えを否定しない。否定しないが多様性を認めつつ、洗脳したい価値観の考えの軸を刷り込んでいく。その様子が上手く描かれてる。
引用
間違った考えたと言ったので悪い考えてはいけない
もし何かをしてくれる人があるとすればそれは神様なんかじゃなくて誰かほかの人である
☆4